この記事は2016年の記事に2022年追記したものです。
こんにちは中野の美容院「coma」の岩田です。
今日は岩田の縮毛矯正のこだわりをご紹介いたします。
ダメージ・髪質に合わせた薬剤選定【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
ひとえにクセ毛と言いましてもクセには色々ございます。
うねっているもの捻じれているもの
縮れているもの 実に様々
まずその癖に合った薬と技術の選定をする事が第一です。
あとは毛先のダメージや矯正の履歴に合わせ
薬のパワー等を調節し
場所によって塗り分けていく事。
ダメージをなるべく少なくする事【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
そして一液を流す時に シャンプー台に
トリートメントを調合した水たまりを作り
その水を循環させる事により 髪の毛の成分を流出させる割合を減らします
イメージしてください
漬物を真水で洗うのと 塩水で洗うのと
どちらが濃い味になりそうか
濃度の濃い方が濃い味残りそうじゃないですか?
この作業を挟むことにより 仕上がりが断然よくなります
その他細かいこだわりはたくさんあるのですが
他と大きく違う所はこのポイントです。
仕上がりによって使い分ける道具と熱のコントロール【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
例えばピンとまっすぐ攻めたい方、
柔らかい内巻きにしたい方、
癖を少し残したい方
など
求めるゴールがたくさんあります。
なので
岩田は道具を使い分け(各種ブラシ類)
アイロンの温度を変えて 様々なコントロールをしています
矯正の魅力は何と言ってもかけたては乾かすだけですぐストレートに収まる所
これから梅雨のシーズン 顏周りだけもやってますので
いかがでしょう?
https://beauty.hotpepper.jp/magazine/839822/
2022年追記最近縮毛矯正で使えるようになったもの【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
大昔の記事から今に至るまで上記のポイントは進化はすれど退化せず、色々バージョンアップをし続けております。
さて縮毛矯正も最近増えてきております。
他の記事でも書いておりますが、酸性の縮毛矯正が最近流行っていますね。
酸熱トリートメントが近年流行った影響からか「酸」というものに注目が集まっていますね。
https://createion.jp/column/hair_rebonding
酸=傷まない訳ではない【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
しかし酸とついていれば傷まないと錯覚しがちなのが悩ましい所、ここで一旦整理しておきましょう。
まず通常の縮毛矯正はアルカリ性です。
髪の毛そのものは弱酸性です。
弱酸性の時の髪の毛は状態が安定しており、ここから水にぬらしてアルカリに傾いていくと膨潤「柔らかくなり膨らむ」状態になります。
この状態にして髪のバリアを潜り抜け薬剤を効かせていくのがアルカリ矯正になります。
それでは酸性の矯正はというと、この酸性で作用するので膨潤状態に持って行かない、先ほど言いましたこのアルカリが作用する膨潤時に髪に負担がかかる為、アルカリよりも酸性の方が傷まないと言われたりします。
では酸だったらどこまでも傷まないのか?というとそうでも無くて酸を効かせまくるとそれはそれで髪の毛が切れたりもするものなんです。
なので酸=傷まないという認識はそれはそれで危険なんです。
これは酸熱トリートメントを使うときも同じです。
髪の体力次第【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
要は髪の毛があとどのくらい薬剤に耐えられるのか?この見極めが非常に大事になってきます。
我々美容師側に求められるのはまずこの見極め力と言ってもよいでしょう。
なので髪を触らせて頂き、履歴を伺い、色々探って状態を見極めます。
酸を使った縮毛矯正はアルカリの縮毛矯正に比べて髪の体力を見極めるのが難しいところがあります。
具体的に書くと美容師さん向けの記事になってしまいますので(笑)割愛させて頂きます。
酸性の縮毛矯正であればブリーチをしている毛にかけられる濃度に調整すればかけられます。
かけられますが髪の体力が残っていない場合施術時もしくは少し時間をおいて髪が切れたりチリついたりする事もあるんですね。
美容師さんに縮毛矯正がかけられる程髪の体力があるのか見てもらい相談しよう【中野coma_縮毛矯正_おすすめ】
いつもの担当さんに聞いてみましょう。
私の髪は縮毛矯正に耐えられるのか、お店にある薬剤でどこまでいけるのか、この確認をした上でどんな薬剤でかけるかを決めていくとよろしいかと思います。
「酸性だから髪にいいって聞いたのでとりあえずそれでやってくれ」
この考え、危険ですよ!
https://www.cosmopolitan.com/jp/beauty-fashion/hair/a39235925/sannetsu-treatment/
まとめ
さて本日は縮毛矯正をする場合に酸性縮毛矯正もしくは酸性ストレートと呼ばれるものが最近増えてきました。
ですが酸性だから安心という考えはきけんですよというお話でした。
またしばらくしたら追記します。
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