この記事は2013年の記事を2022年に追記したものです。
追記部分は下部にあります。
こんにちは中野の美容室coma代表の岩田です。
もう そろそろ6月
梅雨のシーズンになってきましたね
自分はくせ毛なのでこのシーズンは髪が広がって頭が四角く見える
前髪が一回転して前に跳ねるわでもう大変です
そこで、こういった場合の対処を3通りご提案
梅雨時の髪の毛三つの提案【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
1、ハネない長さに切ってしまう
癖の種類や毛質にもよりますが、癖が出る長さ収まる長さというものが
それぞれあります
「前髪が一定以上いくとハネるでも切ると落ち着く」
こういう経験ありませんか?
なので思い切って切ってしまおう
という事です。
いやいや
そんな事言ってもどんな長さでもハネるわ!怒
という方もいらっしゃいますよね
そうなんです。
癖の種類や毛質によっては切っても収まらない場合も
多々あります。
そんな方には
2、癖を伸ばす、ストレートパーマ、縮毛矯正
一言にストレートヘアーにすると言ってもシャキッとまっすぐなストレートヘア
ふんわり柔らかなストレート
など色んなストレートがあります。
最近は薬剤も美容師も進化し、様々なストレートパーマが出来る様になってきています
「ただボリュームを落としたいだけでピンと真っ直ぐにしたくない」
「顔の周りだけ癖が気になるだけだからそこだけかけたい」
などなど
髪の状態・ご希望で色んなご提案ができるはず
まずは
思っているご要望を美容師側に伝えましょう。
でもストレートは逆に嫌
どうせ髪が曲がってるし動いてるのも好き
そんな方には
3パーマをかける
という手もあります。
余談ですが私岩田もこれが一番しっくりきたりします
木を隠すには森へ
人を隠すなら人ごみへ
癖を隠すなら周りを全部
癖にしてしまおう、という作戦です。
癖の種類・今の毛の状態に何が最適か?
気になる方は
是非担当の美容師さんに聞いてみましょう。
2022.9月追記!縮毛矯正の進化について【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
月日は流れ2022年でございます。
上記ブログを書いてから今までで数々の癖毛対応メニューが出てまいりました。
薬の進化が著しい【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
例えば当店で使っている矯正剤「ネオリシオ」
このリシオと言う名前は我々40歳の美容師よりももうちょっと上の世代では知らない人がいないんじゃないかって位流行った薬で、当時は超ハイパワーのジェルタイプ。
今考えるとよくあんなハイパワーな薬であんな事やこんな事やってたなと先輩たちの仕事を思いだす位です。
昔働いていた会社の社長がNYに言った時にちょうど美容室も覗いてみようと巡ったら現地でも流行っていたみたいで、メニュー名が「 Liscio」になってたお店もあったとか。
その位人種の坩堝であるニューヨークでも活躍できるハイパワーな薬でした。
もちろん岩田も触ったことはあるんですが、ジェル状なので塗るのが難しく頭皮についてしまいやすいリスクと混雑した土日なんかは放置時間がオーバーしてしまいやすい事もあり、まさに「この槍使い難し!」の状態でした。
そこから月日は流れ、満を持して完全リニューアルしたのがこのネオリシオなんです。
この薬の特徴はですね、縮毛矯正する時に大体ストレートアイロンを通すんですが、このストレートアイロンを通す時にその熱によってタンパク質が固まってしまう現象が起きるんです。
蛋白変性とか熱変性なんて言ったりするんですが。
縮毛矯正のアイロンはいかにこの変性を少しでも減らしてかけていくのかが肝であり各お店で色々工夫をしていくものだったんですね。
所がこのネオリシオはネオになってこの熱変性を起こしづらい成分を配合してあります。
しっかり薬は作用するのに変性が少ない、つまり「よく癖が伸びるのに固くならない」と言う事なんです。
しかもジェルタイプからクリームタイプに変わったので塗りやすい!
もういい事ずくめ!
こんな感じで薬一つ取っても各商品色々進化しているんですよ。
ダメージ毛にもかけられる酸性ストレートパーマの登場【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
酸性ってもう色んな世の中の商品が謳ってるからうんざりかと思いますが、一応説明しておきますね。
化粧品でよく聞く弱酸性商品、あれは肌のPHが弱酸性なのでその領域がいいよねって事で響きもよく使われがちなワードなんですが、髪の毛もですね通常は弱酸性なんです。
カラーやパーマ、縮毛矯正をしたあとはこの弱酸性に戻していきましょうね〜ってよく言われる位
髪の毛のジャンルでも多いワードです。
縮毛矯正の時のアルカリと酸【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
例えば先ほどのネオリシオなんかは分別するとアルカリ性の縮毛矯正剤にあたります。
アルカリは何に使うかと言うとですね、まず髪の毛の癖を伸ばすのに髪の内部に効かせる薬を届けなければいけないんですよね。
ところが弱酸性で安定している状態の髪の毛はガードが高くて髪の毛の内部にまで薬が浸透しないんです。
そこで必要になってくるのがこの「アルカリ」
このアルカリの力で持って髪の毛を柔らかくして壁を壊し効かせる薬を髪の内部まで浸透させる訳です。
しかしこのアルカリはですね、ダメージの原因になるんです。
なので
高アルカリ=癖を伸ばす力が強い=ダメージが大きい。
めちゃくちゃ単純に説明するとこうなります。
なのでネオリシオは熱ダメージは抑えられているけどハイパワーなので痛まないって訳ではないんです。
今までよりはかなりいいよね感じですが。
酸性ストレートの出番は【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
やっとこ酸性ストレートの説明ができますね。
それでですね上記の様にストレートを既にかけている毛とかカラーでダメージしているとかだとですね、パワーがなくても効いちゃうんですよ、薬が。
効いちゃうので強いのを使い続けると髪の痛みが加速度的に進行します。
だからそういう部分には弱い薬を使いたい。
ここで!やっと登場「酸性ストレート」
薬剤説明だと前振りがどうしても長くなってしまってスミマセン。
先ほどお伝えしたアルカリと酸の領域の話健康でダメージしていない髪の毛は酸の領域でのガードが硬い、だからアルカリを使いたい。
と言う話でしたが逆にダメージ毛はというとこのガードが緩いんですね、すぐに突破できちゃう。
なのである一定のダメージ下では酸性ストレート剤はダメージが少なく髪に効かせる事ができると言う事なんです。
従って、ダメージは嵩んできているけど毛先のうねりが戻ってきたものをなんとかしたいなーとか
カラーしまくりでダメージしているけど縮毛矯正したいなーと言う時に効果を発揮します。
流石に手櫛を通しただけで切れちゃうような毛だとリスキーですが、一般的なダメージ下においては効果を発揮します。
単純に言うと「マイルドに使える縮毛矯正剤」と言うことになりますね。
中性ってのもあるよ?【中野coma_縮毛矯正_癖毛対応】
そう、実は縮毛矯正の薬の液性に中性ってのも存在するんですよ。
中性ってなんやねん、て「水」と同じです。
アルカリの薬のパワーを中和したり色んな使い方があるんですが今回は酸性の話だけにしておきます。
さて今回は縮毛矯正の薬の進化について書かせていただきました。
時代と共にどんどん進化する薬剤や理論ですが置いて行かれないように勉強し続けていきたい所存でございます。
この記事へのコメントはありません。