この記事は2013年の記事を2022年に追記したものです。
追記分は下部にあります。
こんにちは中野のしがない美容師 coma岩田です
今日のお客様は仕事が忙しく
髪に時間かけてらんない!
伸びきった髪を短く!
特に襟足バックはスッキリしたい
とのことでした
そんなわけでレイヤーボブをご提案
スッキリなのもさることながら
お客様の毛質だったら
トップの毛をちょいと短くすることにより
後ろに向かって流れができます
ばーっと乾かしてすっと後ろに毛をかき上げれば
この様に流れていきます
きっと 楽なはず!!
但し、髪が伸びてくると重さなどで流れづらくなってきますので
また重くなってきたら切る
このサイクルを伸ばさないのがポイントになってきますね。
では だれでもこの長さにすれば、このスタイルにすれば
楽になるのか??
否!!
例えば岩田みたいな毛質でしたら 全然はねます というかそもそもシュッとなりません(笑)
毛質、状態によって違います。
ポイントは髪型以外の事も 共有すること【中野coma_ミセススタイル_カットが上手】
大事な事は 担当スタイリストと髪のバックボーンまで話し込む事
皆さんも美容室で髪型をオーダーをする時は言ってみてください
普段はこんな手入れしてる、もしくはここまでしかできない
朝スタイリングするのか 夜なのか そもそもやらないのか
だからそれもふまえて髪型作ってくれと(^o^)/
きっと皆応えてくれるはずです^^
2022年追記美容師が教える髪型を注文する時のコツ【中野coma_美容院_カットが上手】
あれから何年、そう時は経ちこの記事を書いた本人も大人になりました。
当時も大人でしたけどあの時より上手になっている(はず)
しかし上記のブログ説明不足が過ぎるなと、髪型以外の事も共有した方が良い。
確かにそう、それはそうなんですがもっと具体的に書いとけよってお話ですよね。
今ならあの時よりも説明できるかもしれません。
https://minimodel.jp/list/1/14/c14/0
カウンセリングでは髪型の写真を見せるのが一番良い【中野coma_美容院_カットが上手】
いきなり結論を言ったみたいになってしまいますが、上記の記事を書いた当時はヘアカタログを見てこうしたいどうしたいとカウンセリングをしていたんですね。
まだまだガラケーなんてものも世の中にたくさんあって皆が皆スマホを持っている時代ではなかったんです。
所が今はどうでしょう。
ほとんどの方がお持ちですね、スマートフォン。
画像検索もすぐできるんです。
なので、この写真がいいと指定してこんな感じになりたいと美容師側に伝えます。
その際に大事な事があります。
写真のどこが気に入っているのか?を伝える【中野coma_美容院_カットが上手】
写真を見てこうしたいと人に伝える時、実は皆さんそれぞれ同じ部分を見ているんでは無いんです。
例えば美容師は写真を見たときに髪の長さやどういうカットなのか、アイロンで巻いてある状態なのか
等をまず見ます。
その上でお客様の長さや毛質と照らし合わせカウンセリングを進めます。
ところが同じ人同じ髪型で首の角度が変わったり、向きや光の当たり方、表情が変わったりするとそれは可愛くないとなったり違って見えたりします。
同じ日、同じお客様、角度違いの写真を載せてみましょう。
https://www.ozmall.co.jp/hairsalon/tokyo/nakano-city/st22849/
撮る角度や向きで見え方が変わりませんか?
これが美容師側とお客様のズレが出る第一の状態です。
見ている場所が違うんですね。
擦り合わせが大事【中野coma_美容院_カットが上手】
ここに毛が来てて何か可愛い、もはや写真がかわいい、毛質が自分と近そうだから、等々あるんですが
我々はカウンセリング時にズレがありそうであれば写真を複数スライドさせながら擦り合わせをしていきます。
思った通りにならなかった、上手じゃなかったが生じた場合以上の擦り合わせが足りなかった可能性が高いです。
なのでスマホで写真を見ながらこの髪型のどこが良くてそうなりたいのかを説明した方が良いです。
と言うよりも美容師側がここまで伺わなければなりません。
ヘアカラーはもっと大変【中野coma_美容院_カットが上手】
カットも大変ですがヘアカラーはもっと大変です。
ヘアカラーは光が反射して初めて色を認識できる訳ですが
どう撮ったかや加工の有無、表示するデバイスによってのズレがあります。
お客様と担当者の持ってるスマホで厳密に言うと色味が違うと言う状態なのです。
なので上記と同じくお互いの認識を擦り合わせながらのカウンセリングが非常に重要になってきます。
よくあるズレ、芸能人のあの人の髪型にしたい【中野coma_美容院_カットが上手】
長年美容師をやっているとこのワードは良く耳にします。
これも結構落とし穴で、例えばAと言う芸能人は誰でも知っていて顔は誰でもわかる。
ではAの髪型にしてと言われたらどうか?
ここでズレが発生します。
お客様は最近の最新のドラマの髪型を仰っている、しかし担当者は少し前にやっていたCMの髪型を思い浮かべている。
「Aにしてほしい」
この条件が同じでもいつの何の時のAなのか?を擦り合わせなければいけません。
なので美容師側に伝える時にはこのAにして欲しいと写真を見せるのが宜しいかと思います。
できないものがあるという理解【中野coma_美容院_カットが上手】
髪型を形作る要素は髪質ももちろんありますが骨格も関係してきます。
頭蓋骨の骨格、これはイメージがつきやすい所ですが、首の長さと太さも影響してきます。
ボブを切る時等は分かりやすいですが後や横から見た時のシルエットは首周りの影響が大きいです。
肩の厚みも影響することが多く、昨今の外ハネ系の髪型に影響を及ぼします。
で、それに加えて髪質がある訳です。
癖をまっすぐにしたらできるものや、ストレートの毛質にパーマの変化を加えればできるもの。
色を変えればできるものがたくさんありますが、骨格や体型の影響を受けるものや元々の毛量があって初めて成り立つものは無理があります。
こちらも当然プロの美容師が伝えるものですが完全に同じにできるものには限りがあると言う認識を
しておく事が大事だと思います。
https://beauty.epark.jp/hair/article/bc-37/mc-63/sc-64/writing-002454/
何ならできるのか【中野coma_美容院_カットが上手】
できない事を丁寧にお伝えするのもプロの仕事の一つ、
ですができないできない言われたらじゃあどうすりゃいいんだよ?
って本当にその通りですよね。
何なら?できるのかが重要!
・今は長さが足りません、ですが仰っている軽さを今の長さで体現するならこういう事ができます。
数ヶ月後はこの長さになっているのでその時に初めてこうしましょう。
・首の長さが違うのでこう見えます、だったらこの髪型の方が似合いそうですがどうでしょう。
・完全に寄せる事はできませんが何割寄せる事はできます、その場合こんな感じが近いイメージです。
このように提案してくれる美容師を探されると宜しいかと思います。
comaでもカウンセリングの話をする時にはこの部分は特に重点を置いて伝えるようにしております。
普段の手入れ次第でやれる事が変わってくる【中野coma_美容院_カットが上手】
で、ここで上記過去記事の話、
「普段はこんな手入れしてる、もしくはここまでしかできない
朝スタイリングするのか 夜なのか そもそもやらないのか」
例えばパーマであれば朝シャワーを浴びてスタイリングされる方と、夜シャワーを浴びて髪の毛を乾かし次の日の朝にスタイリングする方でパーマのかかり具合を変えます。
これはパーマはスタイリングの時の水分量によって強さが変化する特性があるので、ご自宅でのスタイリング時にどんなタイミングでどうするのかが大事になってきます。
カットであればスタイリング剤を全くつけないのかつけるのかで梳き方を変えますし、お客様の日々の生活上の行動が意外と重要になってきます。
なのでカウンセリングでのコミュニケーションは非常に大事になってきます。
どんな食べ物が好きかとかの(関係ない)情報は置いておいて、髪と生活、髪とファッション、髪と仕事や生活、これらを共有いただいてその上で最適な髪型をどう作る事ができるのかが我々美容師の腕の見せ所となってきます。
まとめ【中野coma_美容院_カットが上手】
長々と喋って参りましたがまとめますと、事前の打ち合わせがめちゃくちゃ大事って事ですね。
あとはお互いが共有してわかるもの、写真だったりが重要になってきます。
話しただけで、いやむしろ話さずとも希望通りに仕上げてくれるのももちろん素晴らしい事ですが
髪型をオーダーする際何を伝えていいかわからなかったり、美容師側と何かズレるなと思う方
の参考になれば幸いです。
https://beauty.hotpepper.jp/svcSA/stc0040005/spkSP03_spdL038/
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