この記事は2013年の記事に2022年追記を行ったものです。追記記事は下部にあります。
最近お客様でノンシリコンについて聞かれる事が多いです。
ここでたとえ話を一つ、
ノンシリコンシャンプーをタオルの洗濯に例えます【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
皆さんがお使いのタオルを想像して下さい。
▶ MAETY:自宅で髪質改善!髪をホームケアで綺麗にするセルフ方法
買ってきたばかりのタオルは水を吸収しづらいですが、使っていくうちにどんどん水を吸収してくれます。
そのうち使っていくとドンドン生地が傷んで行きますね。
肌触りも悪くなります、ただ水分の吸収力は抜群ですけど
自分はアグレッシブな肌触りと一発で水分取ってくれるんで結構好きだったりします。
ノンシリコンシャンプー解説シリコンとは?柔軟剤にたとえて説明【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
しかしフンワリなタオルが皆さんお好きな様で。
そのタオルのふんわり感を出すのに使うものは?【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
そう、そんな時は肌触りを良くするため、生地の持ちを良くする為、柔軟剤を入れたりしますよね。
柔軟剤を使えばふんわり柔らかな手触りで長くタオルを使う事ができます。
いい香りもしますしね。
さて、それでは今の話を繊維である髪の毛に重ねてみましょう。
(買ってきたばかりのタオル)=生えて間もなくダメージも少ない健康な髪の毛
(傷んだタオル生地)=ダメージした髪の毛
(柔軟剤)=シリコン
これがシリコンの役割なんです。
柔軟剤にも色んなものがある様に、シリコンにも色々な種類があります。
ではどういうシリコンが悪と言われているかを柔軟剤で例えてみましょう。
https://www.hairdre.jp/special/detail/0114.html
悪いシリコンとは?【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
洗濯仕上がって乾した後は、もーがっつりフンワリ手触り最高!
更に!持ちが良くて3回洗濯する間に一回柔軟剤入れればOK
「じゃー 毎日やってみよう」
おや?そしたらなんかタオルが触った事ない感触になっている
嫌じゃないけど重くて、なんだか手までサラサラするなー手触りが違うなー、
水吸わないし。
じゃー次は柔軟剤入れないで洗ってみよう
そしたらなんか、柔軟剤入れなかったら今までと全く別物のタオルだなー
柔軟剤入れなかったらまるでタオルが傷んだみたいだわ…
柔軟剤入れたら重すぎる、入れなかったらバッサバサ
こういった現象が起きるタイプのモノはよくなかったりします。
多量の柔軟剤を入れたりコーティング効果が強すぎる柔軟剤だと起こりえる話、
これは一例ですがこういう事が髪の毛で起こっていたりします。
この場合、柔軟剤そのものが悪いのではなく、用法・用量を守って(回数など)、適したタオルに使ってあげれば良いと思います。
https://cuebic.co.jp/your_select/beauty-care/bc003
ノンシリコンシャンプー解説シリコンとは?柔軟剤にたとえて説明【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
用法用量を守って使う【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
髪質改善を狙い髪を何かでコーティングする場合
「どういうモノを、どういう対象毛に、どう使うか」
が大事なんです。
なので「ノンシリコン」が一人歩きをしている現状ですが、
柔軟剤を使わない記事本来の風合いを楽しむタオルを目指すならともかく、
そうでないなら上手なお付き合いが必要という事かと思います。
だって柔軟剤入りのタオル好きじゃないですか??ふわふわだし。
全てのシリコン=悪というのはただのキャッチコピーです。
ちなみにノンシリコンシャンプーなんて最近流行ってますが、
基本的に美容室専売品は【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
「シャンプー」にはシリコン入れません
入っているのは「トリートメントやコンディショナー」
最近の流行り様で見ると
さも、世の中の殆どのシャンプーにはシリコンが入ってて、その全てが悪いもので、髪を悪くする。
そんな現状で遂に出ました!
みたいに感じません?
そういう意味で言うならずーーと前から「専売品」はノンシリコンシャンプーが多いんです。
語弊があったらすいません。
自分が何が言いたいかと言うと、シリコンを目の敵にする前に
髪質にあったシャンプー&トリートメントを選んで、更に用法用量を正しく守って使っていきましょう。っていうことですね!
2022.10追記【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
こんにちは。中野美容室comaのスタイリストです。
急激に寒くなり、長袖をひっぱりだして大騒ぎしています。
まだ洗ったばかりのノースリーブと、その隣にはここ数日でご登場のニットカーディガンがいたり、、早く夏物を片付けないといけませんね。
さて、この時期になりますと一気に乾燥を感じ始めますよね。
私はこの職業には多い、手荒れ大爆発美容師なので、かゆみを感じる日が増えると「秋ですね。」となります。
家の近くのドラッグストアでしか見かけなかった、ケアリーブ(肌馴染みのいいちょっとお高めの絆創膏)の100枚入りをよく買っていたのですが、ついに置いてくれなくなってしまいました泣泣
需要がないのですよね、100枚なんてそうそうなくならないから1回買えば長く持ちますからね。
私は1ヶ月ほどでなくなるので困ります、トモズさん。
はい、ドラッグストア繋がりですが、最近シャンプーやトリートメントの市販品の種類がとっても豊富ですよね。
ちょっとお値段が割高のものが増えたように思います。
上で岩田が記載しているように、ノンシリコンが一時期流行り、とりあえずノンシリコン使っておけばいいんでしょ?の時代がありました。
ノンシリコンが流行ってからというもの、お客様に
「ノンシリコンていいんですか?」
「シリコンてダメなんですか?」
のご質問は数えきれないほどいただきました。
でもあのCMたちを見ていれば当然そう思うよな。と思いました。
CMや口コミなどはもちろん間違ったことを言っているわけではないのですが、もちろん良いところを良く聞こえるように宣伝するのが普通ですし、当たり前ですよね。
これは完全に使う方の髪や頭皮の状態によるとしかいいようがなく、シリコンが良い、悪いの話ではありません。
https://www.alo-organic.com/shop/pages/article_nonsilicone-shampoo
美容室で売っているシャンプー・トリートメント【中野coma_ヘアケア_髪質改善】
美容室の専売品を購入されたことがある方は多くいらっしゃると思います。
しかし、そのお値段は、ドラッグストアの棚に並んでいたらきっと買わないであろう値段にはなるのではないかと思います。(2000~3000円台のものなど)
市販で買えるシャンプーやトリートメントに関しては、魅力的な謳い文句もあれば、おしゃれなパッケージに惹かれて買うことが多いのではないかと思いますが、店員さんがその使用感や成分を説明してくれたり、髪を見て、頭皮を診断して処方してくれることはありません。
逆に美容室に行った時に、その辺に置いてあるトリートメントを手に取って「これください。」ってことってないですよね。
それがなにかも分からないし、CMで見たこともないし、効果も知らない
もちろん美容室や置いてある商品によりけりですが、担当の美容師さんが、髪質や頭皮の状態、
カラーやパーマなどの施術履歴も考慮しながら、最適なものを選んでくれます。
少なくともcomaで扱っているオージュアは、種類が豊富なのと、質感や効果の違いがあるので、スタッフ全員がしっかりと知識をもってカウンセリングをしたうえで選択しています。
ここだけの話、オージュアは結構厳しくまあまあ面倒な講習や試験を数日に渡ってくぐり抜けたスタッフがいるお店にしか置けません。笑
私も受けましたがとっても帰りたかったです(えっ)
でもそこまで勉強した人間が診断して処方するのであれば、ちょっと使ってみようかな?と思いませんか?
ドラッグストアでは受けられないカウンセリングを受けれた分の付加価値として感じていただけたら嬉しいのと、
実際入っている成分や、感じられる効果は市販のものと比べるとかなり違うので変化は実感しやすいので、お客様は大体の方がリピートをしている感覚があります。
当時に岩田が言っている通り、専売品には元々ノンシリコンが多いのと、オージュアもシャンプーはノンシリコンです。
ここでいう「ノンシリコン」は「オージュアはノンシリコンだからいいですよ!」と言いたい訳ではなく、髪の毛の主成分であるケラチンや、アミノ酸など、研究に研究を重ねたよりよい成分がしっかり配合されているのでシャンプー単体でも手触りが悪くなることは少ないですし、泡にたっぷりの栄養があります。
高いだけの効果はあります。
ここで真逆の話をします。
私の髪はダメ―ジはあるものの、直毛で太く丈夫な髪です。
ですので正直な話、市販のノンシリコンシャンプーや適当なトリートメントを使っても特に問題は起こりません。
これは私が自分の髪質を理解しているのと、合うもの、合わないものを知っているので、あまり困ることはありません。
なんなら、オージュアの中で合わないものがちゃんとあります。
もちろん専売品の方が効果があるのも分かっているのですが、気になったら市販のものを買ってみたりすることもあります。
結局戻るのも分かっているのですが笑
市販やノンシリコンはダメー!!ではなく、合うもの合わないものをちゃんと知ることが大事なんですよー!のお話でした。
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